フェイマスエンド（2011年生、母シルキーウィズ）

フェイマスエンド（2011年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋目標」。毛色は栗毛。種牡馬のシルクフェイマス（当時12歳）と交配したシルキーウィズが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中村理恵。戦績は、中央平地29戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の但馬ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,100万円（2.2万×500口）で一口馬主が募集された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月6日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月16日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたカゼノコ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るバイザスターンを猛烈な末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

6月29日、中8週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

4歳（2015年）

1月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトルストイに1馬身3/4の差をつけて2勝目をマークした。

2月21日、中5週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ガリバルディにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月21日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブレイヴリーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

5月31日、中9週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

7月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったクルーガーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5歳（2016年）

1月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーセンデュークに1馬身半の差をつけて4勝目を収める

2月13日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタイセイアプローズを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

7月3日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデG3のチャレンジカップ（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（8戦3勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

6歳（2017年）

7月9日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた26戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

12月17日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

7歳（2018年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた29戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。