マルタカゲイル（1983年生、母マリンバトー）

マルタカゲイル（1983年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーソナリテイ（当時16歳）と交配したマリンバトーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の天の川ステークス(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

3月1日、デビュー戦は4歳新馬（中山ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。鞍上は菅原泰夫騎手。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサクラエスコートに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月9日、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

11月16日、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4歳（1987年）

2月7日、5歳以上400万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は原昌久騎手。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月14日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月22日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月21日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は成島正規騎手。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月28日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月29日、5歳以上400万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月21日、5歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

7月4日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月11日、5歳以上400万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月1日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハーバーナイトをアタマ差振り切って勝利をモノにした。

12月20日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5歳（1988年）

1月5日、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

1月16日、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は原昌久騎手。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月14日、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月29日、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のソダカツオーに1馬身の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

3月26日、5歳以上400万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で原昌久騎手。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったレインボーホープに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月17日、5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で原昌久騎手。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したリバルドセブンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月29日、5歳以上400万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。20頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月14日、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は原昌久騎手。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月4日、4歳以上400万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のムッシュバーブをクビ差振り切って勝利をモノにした。

9月17日、ハンデ戦で4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマツジャガーに4馬身の差をつけて勝利を挙げた。