ナムラウシワカマル（2004年生、母カスカディア）

ナムラウシワカマル（2004年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋牛若丸」。毛色は栗毛。種牡馬のオジジアン（当時21歳）と交配したカスカディアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方6戦5勝。主な勝ち鞍は2008年の一般C23。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

8月12日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月24日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケープグレイスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

1月28日、中4週で迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマルブツタキオンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月18日、中2週で迎えた4戦目は、一般C23（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンケイサウージに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月19日、中3週で迎えた5戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウトウシを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

3月26日、連闘で迎えた6戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメルシーマックに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月26日、中3週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月20日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったムーンレスナイトに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

5歳（2009年）

2月25日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月12日、中6週で迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の闘争心で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

4月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

6月21日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

9月12日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月14日、中8週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた19戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。