トレンディスター（2020年生、母ハンドスター）

トレンディスター（2020年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「流行の星になることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時7歳）と交配したハンドスターが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は船越牧場。2022年の中京2歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、船越牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、水谷美穂によって880万円で落札された。

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月17日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアトモストリミッツに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中8週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月17日、中3週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビッグシーザーに交わされて1馬身半差の2着となった。

3歳（2023年）

2月4日、中6週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、トールキンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

5月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のダンシングニードルをアタマ差制して2勝目を収める

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、2着のバオバブスピリットに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。17着に敗れた。

4歳（2024年）

1月28日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの巌流島ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい18着に終わった。