サワヤカプリンセス（1986年生、母スコツチプリンセス）

サワヤカプリンセス（1986年6月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時15歳）と交配したスコツチプリンセスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の飛騨特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

8月19日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフジノタカワシに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1990年）

4月28日、約8か月の休み明けで迎えた3戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、アンバープディングに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月6日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のヘイアンブレベストを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

5歳（1991年）

6月2日、約13か月の休養明けで迎えた5戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のスプリングスワローに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチャーリーハッスルに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。