マルブツヘヴン（1994年生、母アロートウヘヴン）

マルブツヘヴン（1994年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時6歳）と交配したアロートウヘヴンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害2戦0勝、地方34戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年の4歳。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月26日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた5戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月29日、中2週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた11戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月12日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた13戦目は、谷地勝則騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、4歳C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月22日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、4歳（盛岡ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で谷地勝則騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のホープダイヤモンドに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた16戦目は、4歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で谷地勝則騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた17戦目は、4歳C2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で谷地勝則騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（1998年）

1月9日、中1週で迎えた18戦目は、5歳C2（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で谷地勝則騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったイズミトウショウから1馬身半差の2着に敗北した。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、石川夏子騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったハルカミハルカスからクビ差の2着に甘んじた。

4月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川夏子騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川夏子騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた22戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月31日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は谷地勝則騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（7戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷地勝則騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷地勝則騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったリュウライダーからアタマ差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷地勝則騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のサンフレッチェをハナ差制して2勝目を挙げた。

8月2日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で谷地勝則騎手（11戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で谷地勝則騎手（12戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグネスカーリアンから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で谷地勝則騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で谷地勝則騎手（14戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイセンクラウンから1馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で谷地勝則騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で谷地勝則騎手（16戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で谷地勝則騎手（17戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1999年）

6月12日、約7か月半の休養明けで迎えた35戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で谷地勝則騎手（18戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は石川夏子騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた37戦目は、菅原順騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は谷地勝則騎手（19戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた39戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（20戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月8日、連闘で迎えた40戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月22日、中1週で迎えた41戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は谷地勝則騎手（21戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた42戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（22戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月13日、中1週で迎えた43戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で谷地勝則騎手（23戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた44戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷地勝則騎手（24戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた45戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷地勝則騎手（25戦2勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。