ハートウォーミング（2016年生、母スタリア）

ハートウォーミング（2016年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「心温まる」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時15歳）と交配したスタリアが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2020年の胎内川特別(1勝クラス牝)。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月13日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウラッシュにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

8月3日、中8週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤビーナスを差し切れず、4馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたゴーインピース決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたビービーシャルト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

4歳（2020年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月1日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったウインメルシーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月17日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの胎内川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のレッドルーヴルを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月12日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたシャレード決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月5日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

11月15日、中7週で迎えた21戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5歳（2021年）

1月16日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた24戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したエターナリーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月12日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヴァーチャリティに半馬身届かず2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で角田大和騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で角田大和騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月4日、中5週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で角田大和騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったハクサンライラックを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で角田大和騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月25日、連闘で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で角田大和騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウイッコンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

2022年1月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。