カネツストーリー（1998年生、母ミナミノバレッツ）

カネツストーリー（1998年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時14歳）と交配したミナミノバレッツが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地18戦1勝、地方16戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、金石守から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ローレルクラブにて総額1,575万円（15.75万×100口）で一口馬主が募集された。

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月8日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月10日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3歳（2001年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた4戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

2月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた6戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のスカイメサイヤに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月15日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

7月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の津田沼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦0勝）。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2002年）

6月16日、約7か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

11月3日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

5歳（2003年）

2月10日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2四ア（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシークレットロマンに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月24日、中5週で迎えた20戦目は、さくら特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハートフルシフォンに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

4月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

12月16日、約7か月半の休養明けで迎えた22戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6歳（2004年）

1月14日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

8月15日、約7か月の休養明けで迎えた24戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったナイキアラジンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月16日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたダイリンハンター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月27日、中1週で迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、桂浜特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキョウエイフリューに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったピエールマドンナにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた29戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7歳（2005年）

5月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6月7日、中0週で迎えた31戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた32戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた34戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。