ニシノフェリーチェ（2004年生、母ニューサイエダッティ）

ニシノフェリーチェ（2004年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋幸せな（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のSilver Hawk（当時25歳）と交配したニューサイエダッティが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地34戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

4月21日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月12日、中2週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったライトザキャンドルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルテアトロンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

8月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4歳（2008年）

3月15日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた9戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月19日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

9月27日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた16戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた19戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

5歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

2月28日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

5月10日、中9週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月12日、中8週で迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月2日、中2週で迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

9月26日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月7日、中5週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2010年）

2月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月18日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

9月11日、中4週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。