マイネルテアトロン（2004年生、母グリークシアター）

マイネルテアトロン（2004年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋劇場（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のムタファーウエク（当時8歳）と交配したグリークシアターが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地20戦2勝2着5回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

6月18日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着を確保した。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず最後はサンツェッペリンと並んで11着同着となった。

11月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は梶晃啓騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で梶晃啓騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入った。

5月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で梶晃啓騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたマイネルモデルノ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月16日、中4週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（8戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、アズライトにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（9戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたボーテセレスト決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月5日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（10戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニシノフェリーチェに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（11戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、ヒカルオンリーワンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のタガノアッシュを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月18日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4歳（2008年）

1月13日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のプレインセイリングを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月24日、中3週で迎えた20戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。