アタゴペガサス（1991年生、母イズミサンエイ）

アタゴペガサス（1991年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時17歳）と交配したイズミサンエイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

10月17日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3歳（1994年）

7月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったタイフウヒリューに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた7戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミホセダンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田口大二郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

4歳（1995年）

1月22日、中5週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

2月25日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したムッシュマドラスに半馬身届かず2着となった。

4月23日、中3週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の雄国沼特別（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたジャンボプリンス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒサコーダッシュを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のサツマダンディをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能でひたむきに粘り続けて、最後は2着のサツマダンディを3/4馬身振り切って雨中の激闘を制した。

6歳（1997年）

4月12日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた22戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

6月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた25戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた27戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の岩室特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。