ベストインクラス（2018年生、母アマノブラウニイー）

ベストインクラス（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高クラスの」。毛色は鹿毛。種牡馬のリヤンドファミユ（当時8歳）と交配したアマノブラウニイーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月14日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

9月5日、中7週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月11日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3歳（2021年）

3月21日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎北斗騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したダミアンにクビ差届かず2着となった。

4月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎北斗騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎北斗騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のシルヴェラードに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスマートブリーズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウシマトに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月15日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキンショービコーを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

5月4日、中2週で迎えた19戦目は、オリーブ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワーイズオーバーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中3週で迎えた22戦目は、報知新聞創刊150周年記念報知澪標特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉村智洋騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマンテーニャをクビ差振り切って制した。

10月2日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（10戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた27戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5歳（2023年）

1月22日、中5週で迎えた28戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた31戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、フレンドリービット特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセザンテイオーをアタマ差振り切って5勝目をマークした。

5月14日、中8週で迎えた32戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のプンタアレナスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月8日、中7週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた34戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上野翔騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2021年7月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2024年）

4月27日、約6か月半の休み明けで迎えた36戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。