キンショービコー（2016年生、母ブライアンズビコー）

キンショービコー（2016年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のローズキングダム（当時9歳）と交配したブライアンズビコーが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石ファーム。主な勝ち鞍は2021年のガーベラ賞(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、佐藤牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、中地エージェンシーによって1,620万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月23日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったトップウイナーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月25日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

8月27日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2020年）

5月28日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のレッドグラティアスをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルベアオンスを自慢の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

8月12日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったオースミレーヴに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鴨宮祥行騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鴨宮祥行騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で鴨宮祥行騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鴨宮祥行騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

5歳（2021年）

3月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（11戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイクファイヴに9馬身の差をつけて3勝目を手にした。

5月26日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（15戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったリバーランドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた24戦目は、ガーベラ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鴨宮祥行騎手（16戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンアントニオに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

6歳（2022年）

3月31日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、水仙賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（17戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したベストインクラスに半馬身届かず2着となった。

4月27日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（18戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールドマイヤーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（19戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（20戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。