ウアジェト（2008年生、母リーチトゥピース）

ウアジェト（2008年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「古代エジプト神話の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時9歳）と交配したリーチトゥピースが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月9日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウヤタロウに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月5日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月10日、中8週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、エーシンミズーリに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月8日、連闘で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

7月9日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタイタンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

4歳（2012年）

12月24日、約15か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦2勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

5歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（7戦2勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

2月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月2日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた20戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の知床特別（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。