ミリオンハイライン（1985年生、母タカブイミー）

ミリオンハイライン（1985年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時11歳）と交配したタカブイミーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は小岩牧場。戦績は、中央平地20戦5勝2着2回、地方7戦1勝2着1回。1988年のジュニアステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

12月13日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のジョーエスペランスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1988年）

1月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンのジュニアステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバンダムテスコにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

2月21日、中3週で迎えた4戦目は、4歳400万下のこぶし賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

5月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳400万下のあやめ賞（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下のかきつばた賞（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローヤルドラゴンに約12馬身の大差をつけて2勝目を奪取した。

7月10日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のひめゆり賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

9月18日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、逃げるダンシングジオットを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカツトクシンを3/4馬身差し切って制した。

11月6日、中4週で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

12月18日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1400万下のオリオンステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4歳（1989年）

9月17日、約9か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下の西脇特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメジロワースに1馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

9月30日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい6着に敗れた。

11月11日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の比叡ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のダイユウサクを半馬身振り切って5勝目をつかんだ。

12月3日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5歳（1990年）

1月14日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の寿ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた18戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

2月24日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、甲南ステークス（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた20戦目は、但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6歳（1991年）

5月9日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた21戦目は、高岡秀行騎手を鞍上に迎えて、一般A（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンシヤインミカサからハナ差の2着となった。

5月23日、中1週で迎えた22戦目は、知床賞（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高岡秀行騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた23戦目は、旭岳賞（旭川ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高岡秀行騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた24戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、文月特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のティードリームをクビ差制して久方ぶりに白星を挙げた。

8月28日、中4週で迎えた25戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月8日、中5週で迎えた26戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で水戸賢二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般A2（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水戸賢二騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。