デュアルコート（1999年生、母ハイエストビッド）
Dual Coat
1999.04.22
デュアルコート（1999年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時12歳）と交配したハイエストビッドが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地20戦4勝2着2回、地方13戦3勝2着1回。2005年のAiba浦河全員集合特別(一般)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
矢野進厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2001年）
11月10日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。
11月25日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
12月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のワンダーフライトを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。
3歳（2002年）
9月14日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。
10月13日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジンデンハナコを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を挙げた。
10月27日、中1週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。
11月10日、中1週で迎えた7戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。
11月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。
12月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。
4歳（2003年）
7月27日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。
8月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。
8月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。
8月30日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したウォーニングムスメを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。
9月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヒロショウグンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。
9月28日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のニシノマキシマムをアタマ差振り切って制した。
10月25日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。
11月16日、中2週で迎えた17戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。
11月29日、中1週で迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクリアエンデバーを半馬身振り切って制した。
12月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。
5歳（2004年）
1月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。
4月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。
5月19日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
6月9日、中2週で迎えた23戦目は、パールオープン（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7月14日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、乗鞍短距離特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。
7月28日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた25戦目は、揖斐峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハートリーフを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。
8月15日、中2週で迎えた26戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルカダイキチを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。
9月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、姫路チャレンジカップ（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクキャプテンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
6歳（2005年）
9月15日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた28戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、スキャン賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
9月29日、中1週で迎えた29戦目は、がんばれ地方競馬特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月13日、中1週で迎えた30戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、Aiba浦河全員集合特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマンショウに4馬身の差をつけて勝利をモノにする
11月10日、中3週で迎えた31戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、門別町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。
7歳（2006年）
1月1日、中6週で迎えた32戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、NewYear スプリントカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。
7月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた33戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、加古川ツーデーマーチ特別（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。