キタシバホクト（1989年生、母キタシバツバメ）

キタシバホクト（1989年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時6歳）と交配したキタシバツバメが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は瀬口信正。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方16戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の緑陰特別(C4-1)。

経歴

デビュー前

佐藤勇厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

6月20日、デビュー戦は東田幸男騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は430kg。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた3戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（1993年）

5月2日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で清水英次騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月4日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で清水英次騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるミスタードラゴンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月4日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

5歳（1994年）

4月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた14戦目は、端午特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月31日、中0週で迎えた16戦目は、一般C4-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた17戦目は、一般C4-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月18日、中2週で迎えた18戦目は、潮騒特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた19戦目は、緑陰特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウセレクタに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹野宏史騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカミトップからアタマ差の2着となった。

11月6日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹野宏史騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鷹野宏史騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイアラシから3/4馬身差の2着となった。

12月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鷹野宏史騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスエムグレートから2馬身差の2着となった。

12月30日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鷹野宏史騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1995年）

1月6日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で鷹野宏史騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で鷹野宏史騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。