サクラエボル（2008年生、母サクラコンドル）

サクラエボル（2008年5月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋進化（ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）より」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したサクラコンドルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方38戦2勝2着5回。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

4月30日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月11日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

7月23日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクライーグルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月24日、中1週で迎えた7戦目は、クリスマスイブ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ナムラクックにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた8戦目は、田野町ドンド焼き特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったリワードアリオンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月15日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフライングソイルに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

8月18日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。最後は勢いを失って18着に終わった。

11月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

5歳（2013年）

4月24日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、むろらん3大グルメ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C32 C41（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、風鈴草特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月18日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、JAとまこまい広域メロン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた18戦目は、K’sガーデン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた19戦目は、鳳仙花特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた20戦目は、静内ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月17日、連闘で迎えた21戦目は、水引特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、アンバサダーに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月24日、連闘で迎えた22戦目は、白鳥広場賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた23戦目は、北海道米「ゆめぴりか」特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上幹太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた24戦目は、雪印さけるチーズ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた25戦目は、美唄産「雪蔵工房」新米特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月1日、中3週で迎えた26戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2九（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、エメラルドレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月30日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、一般B2八（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6歳（2014年）

1月4日、連闘で迎えた29戦目は、樹氷レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったディアーウィッシュに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月31日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた32戦目は、コカ・コーラ賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた33戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、グローバルキャストに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月21日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた36戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、リビングストンデージーレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月18日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた39戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は千田洋騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた42戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた43戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた44戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた45戦目は、一般C2七八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。