リワードアリオン（2006年生、母リワードエンプレス）

リワードアリオン（2006年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ヘラクレスの愛馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時8歳）と交配したリワードエンプレスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）リワード。戦績は、中央平地3戦1勝2着1回、地方35戦19勝2着6回。2012年の建依別賞(地方重賞)に勝利した他、2013年の久松城賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月29日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したキングヴィオラに半馬身届かず2着となった。

4月25日、中3週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒシセンチュリーを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2010年）

6月28日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた4戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、ざくろの花特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したトウケイプリンスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中7週で迎えた6戦目は、時雨特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

5歳（2011年）

2月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、高知市鏡平家の滝特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスパイナルコードに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月1日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、龍馬も泳いだ鏡川特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた9戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったセトノヒットに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月3日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ニシノコンドコソに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のバタースコッチに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた12戦目は、田野町ドンド焼き特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサクラエボルに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

1月21日、中1週で迎えた13戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバタースコッチに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月10日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（6戦4勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた15戦目は、香川県オリーブ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（7戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーアゲッコウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、土佐の雛まつり特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（8戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のモズインフィニティに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月20日、中1週で迎えた17戦目は、サンケイスポーツ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で永森大智騎手（9戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったトラブルメーカーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた18戦目は、名城高知城特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で永森大智騎手（10戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーアゲッコウに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月14日、中1週で迎えた19戦目は、うるめの天日干し特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で永森大智騎手（11戦7勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドアップに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月7日、中2週で迎えた20戦目は、JRA作田誠二賞（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で永森大智騎手（12戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキクノアンジュに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月9日、中4週で迎えた21戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で永森大智騎手（13戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパイパールヴァティに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月22日、中1週で迎えた22戦目は、宿毛市蛍湖特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で永森大智騎手（14戦10勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダークシャナオーに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、竜串海岸特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で永森大智騎手（15戦11勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のモエレサンライズを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月4日、中3週で迎えた24戦目は、風鈴特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフェドゥネージュに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月24日、中2週で迎えた25戦目は、地方重賞の建依別賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（16戦12勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーアクロスに6馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

9月26日、中4週で迎えた26戦目は、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（17戦13勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた27戦目は、梶ヶ森天文台特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（18戦13勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノーブルマンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の黒潮マイルチャンピオンシップ（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（19戦13勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた29戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（20戦13勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルガンバを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

11月25日、中1週で迎えた30戦目は、高知市ゴトゴト石特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（21戦14勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月5日、中0週で迎えた31戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（22戦14勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るポッピイを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月31日、中3週で迎えた32戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、土佐藩主山内一豊特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリワードブライトンを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

7歳（2013年）

1月14日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の久松城賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（23戦15勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったブレーヴキャンターに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中1週で迎えた34戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（24戦15勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のセトノジャーニーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月10日、中1週で迎えた35戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のいろは丸賞（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた36戦目は、キンメ鯛の煮こごり特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（25戦16勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月9日、連闘で迎えた37戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジュライザセヴンスに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月14日、中4週で迎えた38戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の二十四万石賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。