マウントシャトー（1983年生、母タイヨウビエンナー）

マウントシャトー（1983年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のペルフロール（当時8歳）と交配したタイヨウビエンナーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は松本茂信。戦績は、中央平地18戦5勝2着2回。1987年のアラブスプリントステークス(アラ系4歳以上オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

10月27日、12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のロータリーアイドルに2馬身の差をつけて勝利をモノにした。

11月16日、7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月7日、9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（1986年）

1月6日、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は岡部幸雄騎手。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、アサカマドンナに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

1月15日、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

2月1日、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、アサカマドンナに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月1日、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシャンデリアライトに2馬身半の差をつけてトップでゴールインした。

3月15日、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワクセイに4馬身の差をつけて勝利を決めた。

4月19日、アラ系4歳以上オープン（新潟芝1600m 外回り晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は坂井千明騎手。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

5月11日、アラ系4歳以上オープン（新潟芝1200m 外回り小雨/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

10月4日、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るビンチトールを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を挙げた。

11月9日、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

11月29日、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月14日、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4歳（1987年）

1月10日、銀杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

3月29日、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は蛯名信広騎手。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリリィクイーンに2馬身半の差をつけて勝利を掴んだ。

5月10日、アラ系4歳以上オープン（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

5歳（1988年）

3月12日、アラ系4歳以上オープン（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。