ゲンパチロッキー（2008年生、母ニキシカシティ）

ゲンパチロッキー（2008年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ロッキー山脈のごとく大きく成長」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したニキシカシティが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タガミファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方10戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2二三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タガミファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月28日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3歳（2011年）

1月15日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

2月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4月3日、中7週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

8月14日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月14日、中8週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したスーパーソブリンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したナナコマチを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったケイエムカラテオーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、荒井康之北海道へ行っても頑張れよ!記念（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のイフポッシブルに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2四五（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2二（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナナコマチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。