ホウショウレイル（2016年生、母ホウショウアマネ）

ホウショウレイル（2016年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時9歳）と交配したホウショウアマネが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、地方4戦3勝。主な勝ち鞍は2019年の神無月特別(一般A2以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2018年）

7月18日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセーゴーに約17馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦の新選特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーセンミラクルに約12馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

9月25日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、2歳戦の新鋭特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスフォルツアートに約16馬身の大差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月27日、中8週で迎えた4戦目は、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3歳（2019年）

1月8日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦の若水特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のステッペンウルフをハナ差振り切って圧倒的人気に応えた。

2月13日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月27日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦4勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月1日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦の水芭蕉特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったシークレットアリアを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ2（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（8戦4勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月10日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた10戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で御神本訓史騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のフラワーオアシスに1馬身半の差をつけて優勝

12月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から7kg戻して迎えた11戦目は、ハンデ戦の武州賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で御神本訓史騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、お年玉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

2020年9月25日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。