パレスエース（2001年生、母マルゼンミケーラ）

パレスエース（2001年4月10日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋最高の者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したマルゼンミケーラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、中央平地19戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の鶴ヶ城特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月16日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカフェオリンポスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

10月26日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフィールドルーキーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のエイシンマルカムに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月14日、連闘で迎えた6戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2005年）

5月14日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のナリタフロンテアーに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

6月18日、中4週で迎えた8戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のストロングメモリーに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

8月28日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、勝ったランペルティーザに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったミリオンベルにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2006年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の深草特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の初茜賞（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田嶋翔騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田嶋翔騎手（10戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、トーセンザオーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田嶋翔騎手（11戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の相模特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で田嶋翔騎手（12戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田嶋翔騎手（13戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。