スマイルピース（2011年生、母エフケーサクラ）

スマイルピース（2011年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時14歳）と交配したエフケーサクラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、地方23戦6勝2着4回。2014年の黒潮盃(S2)に勝利した他、2014年の東京ダービー(S1)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

8月15日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったプレイアンドリアルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフレイムハーツに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた4戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の道灌山賞（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバルドルに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月25日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のひばり特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったノットオーソリティに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月26日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野誠毅騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキットピークに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2014年）

1月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野誠毅騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアピアに6馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4月4日、中9週で迎えた8戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高野誠毅騎手（4戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレガルスイに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高野誠毅騎手（5戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた10戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のダンスパフォーマーに1馬身1/4の差をつけて制した。

6月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったハッピースプリントに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月13日、中9週で迎えた12戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドバイエキスプレスに1馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

9月15日、中4週で迎えた13戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2015年）

1月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた15戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（2016年）

2月11日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、紅梅賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月25日、中1週で迎えた17戦目は、寒梅賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で楢崎功祐騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月30日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で楢崎功祐騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月2日、中4週で迎えた20戦目は、’16シーサイドカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で楢崎功祐騎手（10戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた21戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で楢崎功祐騎手（11戦2勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた22戦目は、夢と誇りあるふるさと葛飾賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で楢崎功祐騎手（12戦2勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

6歳（2017年）

9月28日、約11か月半の休み明けで迎えた23戦目は、ドゥラメンテ・プレミアム（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。