スーパーブレーブ（2000年生、母テンザンヒムカ）

スーパーブレーブ（2000年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優れた勇者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時17歳）と交配したテンザンヒムカが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、大山商事によって2,100万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

7月13日、デビュー戦は北村浩平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は508kg。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のプレイソフトリーに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月14日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2004年）

1月17日、中4週で迎えた5戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったウィッチズブルームに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月25日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のニシノグレイシャを半馬身振り切って休養明け初戦を物にした。

9月26日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオメガダイナソーに約10馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

10月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月4日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったメジロオーエンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2005年）

6月26日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦3勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

6歳（2006年）

8月13日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた13戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月9日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。