マルマツパワフル（2006年生、母マルマツフィーバー）

マルマツパワフル（2006年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋力強い」。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時20歳）と交配したマルマツフィーバーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方38戦6勝2着9回。主な勝ち鞍は2009年のフォーチュネイトルピナス特別。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月16日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

12月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

3歳（2009年）

2月22日、中8週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

3月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

6月2日、中5週で迎えた6戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトルピナス特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロイヤルデジタルを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月9日、中9週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

10月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から29kg増やして迎えた8戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったグローバルキャストにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

11月17日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1六七（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のチチブヨマツリに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

4歳（2010年）

1月13日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月11日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、タフなペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、ヴァイタルクリークに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた15戦目は、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、抜け出したシアワセノレシピを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた16戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

6月9日、中7週で迎えた17戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、オルタネートワンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

7月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、トウブギャロップに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月27日、中4週で迎えた23戦目は、ギャロップ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のタケデンエデンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月10日、中5週で迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、船橋ファイナル2010（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、ヒシピラルクーに交わされて1馬身半差の2着となった。

5歳（2011年）

8月22日、約8か月半の休養明けで迎えた25戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6歳（2012年）

3月9日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ソンパンマン飛翔特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた30戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、こいのぼり川渡し特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジックポーに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

4月7日、連闘で迎えた31戦目は、かつおの生節特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマジックポーに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月20日、中1週で迎えた32戦目は、土佐山田町やっこねぎ特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、バウンサーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月28日、連闘で迎えた33戦目は、ヤイロチョウ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、コスモワッチミーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた34戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、麦秋特別（福山ダート1250m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のラドに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

6月9日、中2週で迎えた35戦目は、勤王党武市半平太特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた36戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、コスモワッチミーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、約4か月半の休み明けで迎えた37戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、津野四万十川源流特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた38戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

7歳（2013年）

1月1日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた39戦目は、桂浜坂本龍馬像特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた40戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた41戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた42戦目は、一般B5（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は山中悠希騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月23日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた43戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた44戦目は、頑張れCBの孫達特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（9戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。