エーブドラゴンマン（2010年生、母エンジェルスポート）

エーブドラゴンマン（2010年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋竜＋人」。毛色は青鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時15歳）と交配したエンジェルスポートが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の葉牡丹特別(一般C13ロ)。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月3日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

4月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月13日、中8週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンチャクエクを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月31日、中2週で迎えた10戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピュアラメールに約12馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

1月10日、中0週で迎えた11戦目は、めいほう杯（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のアンビュランスをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

1月24日、中1週で迎えた12戦目は、葉牡丹特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクライノートをアタマ差振り切って3勝目をゲットした。

6月25日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた14戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、泰山木特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた16戦目は、つきがた夏まつり特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月23日、連闘で迎えた17戦目は、ビヤパーティAiba浦河賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。