クライノート（2009年生、母ダンシングバラード）

クライノート（2009年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宝石（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時9歳）と交配したダンシングバラードが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方30戦8勝2着8回。主な勝ち鞍は2014年の水中花特別(一般C1aイ)。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5歳（2014年）

1月8日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーブガッチャマンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月24日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、葉牡丹特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたエーブドラゴンマン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

2月27日、中4週で迎えた6戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエーブガッチャマンに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、橘特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアイアムイシュタルに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月11日、中3週で迎えた8戦目は、奈良津桜賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、アスパラガスに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた9戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のグロスヴァーグに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月29日、中3週で迎えた10戦目は、飛騨川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したバトルヴイナインを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月19日、中2週で迎えた11戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラナキラリオを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

7月17日、中3週で迎えた12戦目は、C級チャンピオン特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったヤマニンデリシューに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた13戦目は、水中花特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリトルマドンナを自慢の末脚で半馬身差し切って1番人気に応えた。

8月25日、中3週で迎えた14戦目は、舟山賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（10戦6勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったヤマニンデリシューにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月24日、中3週で迎えた15戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で向山牧騎手（11戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、金沢城カップ（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で向山牧騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月29日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で向山牧騎手（13戦6勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月13日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた18戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で向山牧騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で向山牧騎手（15戦6勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた20戦目は、松島記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で向山牧騎手（16戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

6歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般B8 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で向山牧騎手（17戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のセイカクロノスをクビ差振り切って7勝目をゲットした。

1月19日、連闘で迎えた22戦目は、千両特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で向山牧騎手（18戦7勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた23戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた24戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、ノルウェーノモリにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（19戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセイカクロノスに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月16日、中1週で迎えた26戦目は、孟春特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（20戦8勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた27戦目は、八重桜賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（21戦8勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた28戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（22戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したリトルボナンザに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（23戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた30戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（24戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、スズカレビンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中2週で迎えた31戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた32戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、奥長良川名水「水素水36」杯（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた33戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。