シェルティーマッハ（1995年生、母リリーブラウン）

シェルティーマッハ（1995年6月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフオテイテン（当時11歳）と交配したリリーブラウンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝康晴。戦績は、地方13戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年のファイナルナイト賞(一般C1一)。

経歴

デビュー前

栗田裕光厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1998年）

3月13日、デビュー戦は鷹見浩騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は479kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリンクガールを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月31日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスパンキーヒダカに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月26日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビレッジバンダムに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦のアザレア特別（大井ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

4歳（1999年）

5月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアポロッチを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

6月22日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1十（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイーグルフウジンに2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

7月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレーブギャロップに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月25日、中6週で迎えた9戦目は、デネブ特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

10月12日、中6週で迎えた10戦目は、オリオン座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた11戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカネショウタイセイをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月27日、中3週で迎えた12戦目は、仲冬賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2000年）

7月22日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、一般B3五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。