アラディローザ（2009年生、母ライジングサンデー）

アラディローザ（2009年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラの翼（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時20歳）と交配したライジングサンデーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方11戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の一般C11。

経歴

デビュー前

5歳のとき、千代田牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月24日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた3戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3歳（2012年）

3月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

4月29日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月28日、中6週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

9月2日、中4週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月31日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月13日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた10戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のテツムーンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月24日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、ナゴヤスプリント争覇（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アキノギムレットに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ラインジェニファーにアタマ差交わされて2着となった。

1月30日、中3週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイワクラギンガに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったイワクラギンガに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、健樹&恵梨奈結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、メイショウスリラーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中1週で迎えた18戦目は、まねき馬倶楽部in名古屋競馬場（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（8戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒラボクボスに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた20戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の種市特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

11月9日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。