アルファゼリオン（1999年生、母アルファアラリス）

アルファゼリオン（1999年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時19歳）と交配したアルファアラリスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、地方38戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年のオリオン座特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

井手正則厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

11月23日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

3歳（2002年）

1月3日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハートフルシフォンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中7週で迎えた3戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

5月5日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月10日、中4週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、エブリワンプリズナにクビ差交わされて2着となった。

8月26日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、シークレットロマンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア特別（船橋ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したタイトボーイを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦の紅葉特別（船橋ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は張田京騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（2003年）

1月24日、中7週で迎えた14戦目は、一般C2六イ（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四イ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2三イ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2二イ（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったヒルノコマンダーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2三イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて突き抜け、最後は2着のマイパワーに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた19戦目は、北区特別（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシルクソードを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

6月9日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1三（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったキングヨウダイに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグランカッパスに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

9月9日、中3週で迎えた24戦目は、重陽特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（13戦3勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた25戦目は、オリオン座特別（大井ダート1190m 雨/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルカバイオレットを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月7日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（14戦3勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた27戦目は、初霜特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2004年）

3月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、春風特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた29戦目は、新緑賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の薫風特別（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた31戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のアカシア特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月19日、中8週で迎えた33戦目は、天王星特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

6歳（2005年）

6月1日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた34戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（15戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月21日、約6か月の休み明けで迎えた35戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C1五イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた36戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

7歳（2006年）

1月12日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（16戦3勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。