プレトゥール（2002年生、母マターナルラブ）

プレトゥール（2002年5月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「地方総督（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時7歳）と交配したマターナルラブが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月7日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

11月14日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

3歳（2005年）

3月17日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の大通公園特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の西岡公園特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のナイスシューズ特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したルードオーレを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

11月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアクトオブゴッドに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月25日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルディレットに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2006年）

1月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラブロードに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプランシングエアーを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

2月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は南谷圭哉騎手（5戦4勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハートフルライズに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月15日、中3週で迎えた19戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リバーヘブンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月23日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルマーケットに3/4馬身交わされて2着となった。

5月21日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた23戦目は、ホトトギス特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（6戦4勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月2日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（7戦4勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた25戦目は、オオルリ特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ヤマドリ特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた27戦目は、ライチョウ特設（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（10戦4勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月10日、中2週で迎えた28戦目は、シロチドリ特設（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（12戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシゲルアラムシャを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（13戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルクーゲルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月5日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（14戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で南谷圭哉騎手（15戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアドマイヤローズをクビ差振り切って制した。

12月23日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた33戦目は、神楽酒造（株）協賛ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5歳（2007年）

1月8日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（16戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（17戦5勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（18戦5勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したステルスグリーンを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた37戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、日本トーター賞（福山ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた38戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2-1（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた39戦目は、風光る特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた40戦目は、カーネーション特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた41戦目は、川崎三鷹製薬賞（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。