クリノクレオパトラ（2011年生、母シャトルライン）

クリノクレオパトラ（2011年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋エジプトの女王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時11歳）と交配したシャトルラインが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は坂元芳春。戦績は、中央平地28戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月3日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月15日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

3歳（2014年）

1月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた5戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた7戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウビザンをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月21日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月24日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4歳（2015年）

4月5日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月4日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず18着に終わった。

5歳（2016年）

4月9日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた20戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

6月18日、中3週で迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

8月6日、中6週で迎えた22戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた23戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた24戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた25戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6歳（2017年）

2月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた26戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

2月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた28戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。