ホウオウヴィーナス（2020年生、母ブリュメール）

ホウオウヴィーナス（2020年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ローマ神話の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したブリュメールが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。戦績は、中央平地5戦0勝、地方12戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2024年のもうすぐ開成町町制70周年記念(一般C2六七八)。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

4月16日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月9日、中8週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月23日、中9週で迎えた6戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったアルファゼウスに詰め切れず、約14馬身差の2着となった。

11月30日、中4週で迎えた7戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のバラ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2024年）

4月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったハンティングギアにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月3日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、場内の飲食は各フロアの豊富なメニューで（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったハーモニーホクトに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月30日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2八九十イ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、もうすぐ開成町町制70周年記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビュークレストを凄まじい末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、馬い!サンサンエッグ津田沼店（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、サザンラピッドにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月20日、中2週で迎えた14戦目は、馬い!暑い夏は肥後紫記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキングスレイヤー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月27日、中4週で迎えた15戦目は、馬い!魚沼シイタケ記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったキングスレイヤーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中3週で迎えた16戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、祝!芝山はにわ国重要文化財登録記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた17戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド船橋第2戦（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。