ドンカスターボーイ（2014年生、母エララ）

ドンカスターボーイ（2014年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリスの都市＋少年」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時12歳）と交配したエララが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡光男。2016年のウィナーズチャレンジ6で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森政巳から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

6月8日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアランスターに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月13日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のカリスマパンサーを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

8月25日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた6戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ6（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、スウィフトハートに半馬身交わされて2着となった。

3歳（2017年）

4月18日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のブレーヴチェイサーに1馬身の差をつけて優勝

6月27日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のローツェフェイスに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスセソールに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、北海道野菜王国にったん特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラブミーファルコンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月20日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は五十嵐冬樹騎手（5戦3勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

9月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、ミニトマト「太陽の瞳」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハタノフォルトゥナに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月5日、中3週で迎えた14戦目は、北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた15戦目は、北のフルーツ王国よいち特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のポリカに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月7日、中2週で迎えた16戦目は、冬桜特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上幹太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、トドイワガーデンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中5週で迎えた17戦目は、与野七福神めぐり記念（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。