オオシマエリス（2007年生、母オオシマセリーヌ）

オオシマエリス（2007年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の不和と争いの女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカルストンライトオ（当時9歳）と交配したオオシマセリーヌが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方42戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2(牝)。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月28日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた2戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた3戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったタガノセレブレイトに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本剛志騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松本剛志騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松本剛志騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロイバーブリングをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月19日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本剛志騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったカナタに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松本剛志騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で松本剛志騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るラヴハーモニーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

10月11日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で松本剛志騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で松本剛志騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松本剛志騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で松本剛志騎手（12戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

4歳（2011年）

4月13日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で松本剛志騎手（13戦2勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で松本剛志騎手（14戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた18戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤隆一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドアポロを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月16日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤隆一騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤隆一騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤隆一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月1日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（15戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイヤマアナを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（16戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（17戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5歳（2012年）

1月12日、中1週で迎えた26戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本剛志騎手（18戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、イクシオンに3/4馬身交わされて2着となった。

2月9日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（19戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、サクラリーバポートに交わされて2馬身差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（20戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったリコートンズラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた30戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

3月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた34戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた36戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月2日、中8週で迎えた37戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエーシンアルヘナーに4馬身の差をつけて4勝目を手にした。

8月14日、中1週で迎えた38戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

8月23日、連闘で迎えた39戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジェネラルルージュに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた40戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた41戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた42戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた43戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた44戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。