バンダムトレジャー（2003年生、母Original）

バンダムトレジャー（2003年2月27日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋至宝」。毛色は栗毛。種牡馬のSaint Ballado（当時14歳）と交配したOriginalが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方3戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月4日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は516kg。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

11月26日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3歳（2006年）

1月29日、中8週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたダノンエトランゼル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4月22日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

7月30日、中9週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた9戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、逃げるグラスサンダーにアタマ差届かず2着となった。

9月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマルターズグレードを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2007年）

1月28日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4月1日、中8週で迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた13戦目は、ファンシーサドル特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサミンバリオスに3/4馬身届かず2着となった。

7月2日、中8週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたハギノセレクション決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月30日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた16戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はサイレントハナと並んで1着同着となった。