タカノキング（2007年生、母イクテリーナ）

タカノキング（2007年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋王」。毛色は鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時16歳）と交配したイクテリーナが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。戦績は、中央平地26戦2勝2着1回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山下恭茂から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山口多賀司によって745.5万円で落札された。

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月26日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカレンチャンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

1月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のベストバウトに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

2月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦2勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

5月15日、中7週で迎えた5戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦2勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

8月29日、中8週で迎えた7戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた8戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた9戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったアイアムルビーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

4歳（2011年）

2月20日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず12着に敗れた。

5月15日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた15戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の小千谷特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

7月31日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2012年）

3月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた18戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた19戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた20戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

12月1日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

6歳（2013年）

1月27日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

2月9日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

3月2日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

8月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

9月8日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

11月1日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、養老特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

7歳（2014年）

1月9日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた28戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

4月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた29戦目は、おとめ座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた31戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた32戦目は、ヘルクレス座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた33戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。