プラチナグロース（2010年生、母スズカミンクス）

プラチナグロース（2010年4月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「白金のように強固な成長。父名、本馬毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したスズカミンクスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。2016年の東京盃(Jpn2)で3着に入った他、2016年のアフター5スター賞(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月14日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タイセイバスターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のワイドマンボを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、クラージュドールに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月29日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レッドフォルツァにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月1日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

4歳（2014年）

3月30日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったゴダールにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のスズカルパンをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

11月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（10戦2勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

5歳（2015年）

2月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

4月2日、中7週で迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月20日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、ジェイド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

6月15日、中3週で迎えた17戦目は、ハートビートナイタースプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6月25日、中0週で迎えた18戦目は、パール賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた19戦目は、スタールビー賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月31日、中3週で迎えた20戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエドノミリアンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月11日、中1週で迎えた21戦目は、サードニックス賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の清涼スプリント（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた23戦目は、よりどりみどり練馬賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったドリームタイムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月4日、中4週で迎えた24戦目は、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のツルオカボルトに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

11月24日、中2週で迎えた25戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のツルオカボルトを3/4馬身振り切って5勝目を挙げた。

12月25日、中3週で迎えた26戦目は、クリスマス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったドレッドノートにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6歳（2016年）

1月14日、中2週で迎えた27戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、’16ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月22日、中5週で迎えた28戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はタレてしまい16着に敗れた。

7月1日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、パール賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンコクーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久々の実戦をモノにした。

8月2日、中4週で迎えた30戦目は、’16シーサイドカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（7戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヤジマッキーに2馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

8月31日、中3週で迎えた31戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（8戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したルックスザットキルを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月22日、中2週で迎えた32戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（9戦4勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

11月3日、中5週で迎えた33戦目は、Jpn1のJBCスプリント（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（10戦4勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8歳（2018年）

1月25日、約15か月の休養明けで迎えた34戦目は、’18ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（11戦4勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月29日、中8週で迎えた35戦目は、弥生賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた36戦目は、ポインタース賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（13戦4勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

6月5日、中6週で迎えた37戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（14戦4勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月2日、中7週で迎えた38戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（15戦4勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。