ルックスザットキル（2012年生、母Carol’s Amore）

ルックスザットキル（2012年5月5日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「息を止めてしまう程のルックス」。毛色は鹿毛。種牡馬のWildcat Heir（当時12歳）と交配したCarol's Amoreが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦9勝2着1回。2015年の優駿スプリント(S2)に勝利した他、2016年のアフター5スター賞(S3)を制する活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

中村護厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2014年）

9月18日、デビュー戦は早田功駿騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は507kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイントパートナーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のララベルに1馬身3/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の港区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田功駿騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた4戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で早田功駿騎手（3戦2勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

12月30日、中6週で迎えた5戦目は、2歳戦のたんちょう特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で早田功駿騎手（4戦2勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

3歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で早田功駿騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のハーモニーウィルに6馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

2月25日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦の菜の花特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で早田功駿騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のヤサカディスタニーに3馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月10日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で早田功駿騎手（7戦4勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤサカディスタニーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月1日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で早田功駿騎手（8戦5勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で早田功駿騎手（9戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のアクティフに3馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

7月20日、中3週で迎えた11戦目は、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で早田功駿騎手（10戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサトノタイガーを3/4馬身振り切って7勝目をゲットした。

8月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で早田功駿騎手（11戦7勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

9月30日、中4週で迎えた13戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で早田功駿騎手（12戦7勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

12月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で早田功駿騎手（13戦7勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4歳（2016年）

1月20日、中3週で迎えた15戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で早田功駿騎手（14戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg減らして迎えた16戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で早田功駿騎手（15戦7勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で早田功駿騎手（16戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のアルゴリズムに2馬身半の差をつけて8勝目を手にした。

7月20日、中8週で迎えた18戦目は、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で早田功駿騎手（17戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

8月31日、中5週で迎えた19戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で早田功駿騎手（18戦8勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のプラチナグロースに1馬身1/4の差をつけて9勝目を掴み取った。

9月22日、中2週で迎えた20戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で早田功駿騎手（19戦9勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

11月15日、中7週で迎えた21戦目は、インタラクションカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は21戦連続で早田功駿騎手（20戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ゴーディーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月11日、中3週で迎えた22戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で早田功駿騎手（21戦9勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5歳（2017年）

3月24日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、弥生賞（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で早田功駿騎手（22戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。