オータムヘイロー（2015年生、母ウインクセレネ）

オータムヘイロー（2015年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「兄弟馬オータムラヴより＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時18歳）と交配したウインクセレネが21歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。2018年の園田オータムトロフィー(地方重賞)で2着に入った他、2018年の楠賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

1月28日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のラブリランテに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5月6日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイクアラッシュを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

6月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のアゼツライトに6馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月13日、中1週で迎えた6戦目は、楽天競馬賞（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったジョウショーチカラにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の園田サマーチャレンジ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリノヒビキに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月18日、中4週で迎えた10戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、近江しゃも特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフォローガーネットを半馬身振り切って4勝目を獲得した。

4歳（2019年）

2月27日、中8週で迎えた14戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた15戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた16戦目は、春暖特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（10戦3勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。