メジロアリス（2005年生、母メジロシルビア）

メジロアリス（2005年2月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋キャラクター名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時9歳）と交配したメジロシルビアが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺村、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着2回。2007年のカンナステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月14日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のダイナマイトシコクをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月11日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

9月2日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦1勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦1勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を使えず3着に終わった。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したラルケットを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月16日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩部純二騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

3歳（2008年）

1月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩部純二騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩部純二騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月6日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岩部純二騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月14日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩部純二騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

10月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月15日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（12戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2009年）

6月21日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（13戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月12日、中7週で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月27日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月25日、中3週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（14戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（15戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

5歳（2010年）

1月31日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（16戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマヤフィオーレに3/4馬身届かず2着となった。

2月13日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（17戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（18戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岩部純二騎手（19戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩部純二騎手（20戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

6月19日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホッコーマスタングをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月25日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミスクリアモンをアタマ差だけ差し切って3勝目を手に入れた。

11月7日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦2勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。