リンドエクスプレス（1984年生、母ニラサキランバー）

リンドエクスプレス（1984年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルム（当時17歳）と交配したニラサキランバーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は中村幸廣。戦績は、中央平地6戦2勝、地方20戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の’88フェアウェルステークス(1400万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鈴木冨士雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1986年）

7月14日、デビュー戦は佐々木竹見騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコーナンオーマに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中4週で迎えた2戦目は、西川栄二騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったミクリヤヒメから1馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川栄二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のアサヒシヨウリユウに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の桔梗特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川栄二騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のスタードールに3/4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月15日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の白菊特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西川栄二騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のローピングに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

11月4日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西川栄二騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の青雲賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で西川栄二騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1987年）

1月1日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の若獅子賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西川栄二騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のクンシヨウに2馬身半の差をつけて5勝目をゲットした。

1月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西川栄二騎手（7戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月6日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、港特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西川栄二騎手（8戦4勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた11戦目は、スカイスクレーパー特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で西川栄二騎手（9戦4勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、白山特別（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で西川栄二騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた13戦目は、台東特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で西川栄二騎手（11戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4歳（1988年）

1月10日、中2週で迎えた14戦目は、初富士特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で西川栄二騎手（12戦4勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた15戦目は、節分特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で西川栄二騎手（13戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングホマレから1馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中3週で迎えた16戦目は、東雲特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で西川栄二騎手（14戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のビゼンタケルに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月14日、中1週で迎えた17戦目は、御殿山特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で西川栄二騎手（15戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた18戦目は、目黒特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で西川栄二騎手（16戦5勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、グリーンカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で西川栄二騎手（17戦5勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月2日、中4週で迎えた20戦目は、ブリリアントカップ（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月13日、中9週で迎えた21戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

9月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーパールを上がり3位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って雨中の大激戦を制した。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の’88フェアウェルステークス（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハーディゴッドをアタマ差振り切って8勝目をマークした。

5歳（1989年）

1月14日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺島祐治騎手（3戦2勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。