マツノソブリン（1987年生、母クインファースター）

マツノソブリン（1987年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時14歳）と交配したクインファースターが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は松風育成牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の瓢湖ハンデキヤップ(C1)。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

7月28日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた3戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月30日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月14日、中1週で迎えた6戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月21日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

12月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4歳（1991年）

2月9日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で合谷喜壮騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月16日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で合谷喜壮騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた12戦目は、大沢信夫騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（三条ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトヨサカエから半馬身差の2着となった。

5月25日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大沢信夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大沢信夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアールスメールから4馬身差の2着となった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（三条ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は大沢信夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月15日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、一般C1ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大枝幹也騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた18戦目は、ユン・キジョン騎手を鞍上に迎えて、太白山賞（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大沢信夫騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のシャトーパレスに約14馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中0週で迎えた20戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、瓢湖ハンデキヤップ（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のフアイトハンターに半馬身の差をつけて制した。

11月25日、中4週で迎えた21戦目は、一般B2ハ（新潟(地)ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は大枝幹也騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のキングヤマタケに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。