アールスメール（1987年生、母オウシュウクイーン）

アールスメール（1987年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマッチレススピード（当時6歳）と交配したオウシュウクイーンが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）只野牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方12戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の一般B3。

経歴

デビュー前

梶与四松厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

5月19日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた5戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロエバートからアタマ差の2位に入線したが、その後失格となった。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で玉ノ井健志騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は塚越一弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚越一弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4歳（1991年）

4月13日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、赤間亨騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（三条ダート1600m 雨/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた13戦目は、千葉進騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（三条ダート1600m 雨/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（三条ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉進騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月25日、連闘で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、一般C3イ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉進騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月9日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、一般C2ロ（新潟(地)ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉進騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったイイデノタカから2馬身差の2着となった。

6月23日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた17戦目は、一般C2ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉進騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマツノソブリンに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千葉進騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったレオターボから4馬身差の2着となった。

7月12日、連闘で迎えた19戦目は、一般B3（三条ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は赤間亨騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のウメノカイザーをクビ差制して制した。

7月31日、中2週で迎えた20戦目は、一般B3（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は千葉進騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワグラフに1馬身半の差をつけて制した。

8月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉進騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリユウマツカゼに3馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般B1ハ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉進騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉進騎手（9戦3勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。