ホットスプリング（1995年生、母イズミサンエイ）

ホットスプリング（1995年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時21歳）と交配したイズミサンエイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地17戦1勝、地方20戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の4歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,236万円（12.36万×100口）で一口馬主が募集された。

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

3月2日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサフィニアに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月29日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

4歳（1999年）

1月17日、約10か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

4月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

5月4日、中0週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、瀬波特別（新潟(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、小千谷特別（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下のドイツ騎手招待（1）（福島芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は土谷智紀騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の真野湾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5歳（2000年）

3月25日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（8戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた14戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、信濃川特別（新潟(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた16戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた17戦目は、水無月特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（11戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた18戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

6歳（2001年）

4月10日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（12戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（13戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（14戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤年毅騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7月22日、中5週で迎えた24戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

7歳（2002年）

4月29日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた25戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、一般C4ニ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカトモワールドから2馬身半差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、一般C4イ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアスキットペガサスに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6月18日、中3週で迎えた27戦目は、一般C4イ（上山ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグロウシェイドから半馬身差の2着となった。

7月16日、中3週で迎えた28戦目は、一般C4（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、一般C4ロ（上山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下康一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアスキットペガサスに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月17日、中2週で迎えた30戦目は、庄内平野特別（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下康一騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた31戦目は、一般C5ロ（上山ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮下康一騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンビュートに半馬身の差をつけて雨中の混戦を制した。

9月29日、中1週で迎えた32戦目は、一般C5ロ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で宮下康一騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、ワンカップ大内記念（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で宮下康一騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったエドノマックから6馬身差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた34戦目は、一般C5ロ（上山ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で宮下康一騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた35戦目は、一般C5ロ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で宮下康一騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた36戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般C5（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた37戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C4ハ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアウトストラーダに4馬身の差をつけて5勝目を手にした。