ケイズドリーム（1994年生、母Green Eyed Kay）

ケイズドリーム（1994年3月15日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサンシャインフォーエヴァー（当時9歳）と交配したGreen Eyed Kayが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地39戦5勝2着7回。1998年の大阪-ハンブルクカップ(オープンハンデ)で3着に入った他、1998年のエメラルドステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,750万円（5.5万×500口）で一口馬主が募集された。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月5日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったパノラマテューダーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したハリアップスキーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエイシュンオーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3月23日、中2週で迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテイエムメガトンをクビ差振り切って2勝目を手にした。

5月4日、中2週で迎えた7戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた11戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のいわき特別（福島芝1700m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の豊明特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4歳（1998年）

1月31日、中6週で迎えた17戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラストコールを3/4馬身振り切って優勝

3月1日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神芝2500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るポートブライアンズをクビ差だけ差し切って優勝

4月12日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪-ハンブルクカップ（阪神芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月23日、中5週で迎えた21戦目は、エメラルドステークス（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

9月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた25戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったケープリズバーンにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1999年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、5歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたマーベラスタイマー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、5歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアポテオーズ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月4日、中4週で迎えた29戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（10戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテナシャスバイオにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の箱根ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたアイシャルテイオー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた32戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（11戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（12戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月20日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた35戦目は、4歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（13戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

12月11日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（14戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上1600万下のクリスマスキャロルステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（15戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6歳（2000年）

1月29日、中4週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の敢闘精神でジリジリと辛抱強く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のコマンドスズカを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

2月20日、中2週で迎えた39戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（5戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。