マルヘイサッカー（2007年生、母ゲイリークレイン）

マルヘイサッカー（2007年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時22歳）と交配したゲイリークレインが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大作ステーブル。戦績は、中央平地9戦0勝、地方16戦11勝。主な勝ち鞍は2011年の「おはようモーニングとく戦」(一般C1四)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、大作ステーブルから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月7日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月20日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた6戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月18日、中4週で迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベテルギウス特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた8戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた9戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、高嶺愛花誕生記念特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングルーキーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキングルーキーを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のラッシュモアに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2011年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、マーチスター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月27日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた16戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノグラビアに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月12日、中1週で迎えた17戦目は、やまもも特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデイフラッシュに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラフレシアボルトに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月3日、連闘で迎えた19戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイスモーションに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月25日、中2週で迎えた20戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドアポロに8馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月7日、中1週で迎えた21戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のビービーアルセウスに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のキクノアンジュに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月7日、中6週で迎えた23戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、シルバーブライドル賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2012年）

3月12日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月19日、中9週で迎えた25戦目は、一般B6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマンテンスカイに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。