ブラザーダックマン（2008年生、母エイシンチタニア）

ブラザーダックマン（2008年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「エーシンダックマンの弟なので。兄のような活躍を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時17歳）と交配したエイシンチタニアが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方8戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の石川門カップ(一般C)。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

10月1日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/不良）に出走。馬体重は522kg。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

4歳（2012年）

3月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた2戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーセンミウラに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、吉野桜特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のロージーフィンチに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5月8日、中4週で迎えた4戦目は、石川門カップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオースミビーナスに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5歳（2013年）

5月1日、約12か月の休み明けで迎えた5戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のカーラノーチェをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、山法師特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、サクラインペリアルに半馬身交わされて2着に敗北した。

6歳（2014年）

5月29日、約12か月半の休養明けで迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、やまぼうし特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、あじさい特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ニットウハルキに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中2週で迎えた9戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。