ユウユウカイザー（2001年生、母トーシンハーモニー）

ユウユウカイザー（2001年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のユートカイザー（当時7歳）と交配したトーシンハーモニーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は辻野洋。戦績は、地方43戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年のスカパー!賞(一般B2二 B3三)。

経歴

デビュー前

辻野豊厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2004年）

4月11日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヨシフサランナーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月21日、中0週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したアヅマランファストにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタカノリンドウに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のはまなす特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイーグルショットに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のホクトオーザを半馬身振り切って4勝目を収める

7月24日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（2005年）

3月9日、約7か月半の休み明けで迎えた7戦目は、弥生特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るバトルマジックランを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って久しぶりの実戦をモノにした。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦の競馬総合チャンネル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

8月1日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のベガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた10戦目は、カノープス賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（8戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、野馬追賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（9戦5勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた12戦目は、サファイア賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（10戦5勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた13戦目は、池月・磨墨賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（11戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のシュガーデンツーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月31日、中3週で迎えた14戦目は、ハロウィン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（12戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた15戦目は、紅葉賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（13戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、冬日向賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（14戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のガンバルツヨシに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月29日、中2週で迎えた17戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（15戦7勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2006年）

1月18日、中2週で迎えた18戦目は、春駒賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（16戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニイタカレアルにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、アメジスト賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（17戦7勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月12日、中9週で迎えた20戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、アルクツールス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

12月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6歳（2007年）

1月25日、中3週で迎えた22戦目は、ガーネット賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた23戦目は、風花賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月13日、中2週で迎えた24戦目は、爽春賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月9日、中7週で迎えた25戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた26戦目は、エメラルド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

10月30日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた28戦目は、トパーズ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月13日、中1週で迎えた29戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ師走賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月29日、中1週で迎えた30戦目は、スカパー!賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカネショウメロンを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

7歳（2008年）

1月18日、中2週で迎えた31戦目は、春駒賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、デスモゾームに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月20日、中4週で迎えた32戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（9戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた33戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた34戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた35戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

10月6日、約5か月半の休み明けで迎えた36戦目は、一般B2四 B3三（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた37戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた38戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた39戦目は、Xmas 1day TW賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

8歳（2009年）

1月6日、中1週で迎えた40戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（12戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

4月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた41戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、北斗七星賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた42戦目は、新緑賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月6日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた43戦目は、江戸川特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（13戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。